宮沢賢治の名言
野原の松の林のかどの、小さなカヤブキの小屋にいて、
裏に病気の子どもがあれば、行って看病してやり、
西につかれた母があれば、いってその稲のたばを負い、
南に死ねるような人があれば、いってこわがらなくてもいいと言い、
北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろといい、
日でりの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き、
みんなにデクと呼ばれ、ほめられもせず、
苦にもされず、そういう者にわたしはなりたい。
野原の松の林のかどの、小さなカヤブキの小屋にいて、
裏に病気の子どもがあれば、行って看病してやり、
西につかれた母があれば、いってその稲のたばを負い、
南に死ねるような人があれば、いってこわがらなくてもいいと言い、
北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろといい、
日でりの時は涙を流し、寒さの夏はおろおろ歩き、
みんなにデクと呼ばれ、ほめられもせず、
苦にもされず、そういう者にわたしはなりたい。