井戸の埋めもどしには儀式が必要
絶対に井戸を設けてはいけない凶方位は、
家の中心からみた北、南、南西、西の方位です。
また、どの方位でも正中線、四隅線上の井戸も凶相になります。
凶方位の井戸を使っていると、家族の中に原因のよくわからない病人がでてきます。
また、古井戸をゴミ捨て場のようにしたり、勝手に埋めもどしたりすることも、
水神の怒りにふれることなので、災いの原因になります。
井戸を埋めるときは、その家の中心からみて、
井戸のある方位に巡った時期を選んでとり行います。
徳のある神主を招き、水神の移動を祈願してもらいます。
次いで、井戸の底に残っている泥土をすべてすくいあげる作業をし、
底に残っている枠と井戸穴の壁を土留めの玉石やコンクリート枠などともに
すべて壊して、敷地外へ処分します。
次は大きくあいている穴に、底から約1メートルほどきれいな砂で埋めます。
その砂の中央に、井戸穴にたまるガスを抜くため、
地上まで出る長さの竹や塩ビ管などを立てておきます。
そして、井戸穴の深さの下より4分の1まで玉石で埋め、
次の4分の1を小砂利で埋め、次の4分の1は砂で埋め、
最後の4分の1を良土で埋めます。
地上に出たガス抜きの管は、曲がり管などを使って曲げておくと、
ゴミなどでふさがりません。
井戸を埋めた穴のまわり、つまり、塩ビ管などのまわりは
ツツジやサツキなどの低木を植えて、永久に踏みつけられないようにすれば、
いっそうよいでしょう。
これが正しい井戸の埋めもどし方です。